広島新井貴浩監督(46)が13日、マツダスタジアムで行われた「2023 JERAクライマックスシリーズ セ」の共同記者会見に出席した。まずはCSファーストステージを突破して、CSファイナルステージで待っているセ・リーグ覇者の阪神岡田彰布監督(65)との再会を目標に掲げた。一問一答は以下の通り。
(冒頭あいさつ)
新井監督 広島東洋カープ監督、新井貴浩です。まずはJERA様、平素よりセ・リーグ全体を支えてくださり、ありがとうございます。またレギュラーシーズンのみならず、こうしてCSをサポートしていただいていることを大変感謝しております。私たちは、たくさんのお客様にたくさん喜んでもらえるように頑張っていきたいと思います。そして我々、カープは最後の最後まで順位が確定しない中、最後なんとかCSを、この本拠地マツダスタジアムで開催することができました。これも選手の頑張りのおかげだと思っています。明日から始まりますけれども、我々カープの今シーズンのスローガン「がむしゃら」に、レギュラーシーズンと同様、全員野球で、強いベイスターズに挑んでいきたいと思っています。明日からよろしくお願いします。
-初戦の予告先発
新井監督 明日の先発は床田です。1年間しっかりと頑張ってくれましたし、投手陣を引っ張ってくれましたので、彼に初戦を頑張ってもらうことに決めました。
-対戦相手の印象
新井監督 両チーム(阪神、DeNA)ともですね、非常に強いチームだとレギュラーシーズンを戦って感じました。ベイスターズは今永君もそうですし、東君と先発もしっかりと力のあるピッチャーがいますし、主軸が本当に素晴らしい打者が多い、そんなチームだと思います。タイガースは各自、役割分担と言いますか、各自が自分は何をしないといけないというのをしっかりと分かっているチームだと思います。素晴らしい投手力を中心とした、また攻撃も切れ目のない、4番の大山を中心とした切れ目のない強いチームだと思います。
-CS突破のポイントは
新井監督 今永君もそうですし、東君も、なかなか彼らから点を取ることは厳しいと思うんですけど、そこをなんとか先制して主導権を握ってゲームを進められればいいなと思っています。ただ、なかなか厳しいと思いますので、(今永の方を見て)今永君も本当に素晴らしい投手ですし、なんせWBCの決勝戦で先発した、世界一の先発投手ですので、なかなか点を取るのは厳しいと思うんですけども、ウチの床田ももちろん素晴らしいピッチャーなので、なんとか先制点を与えないように、そしてロースコアで競った展開に持ち込んでいきたいなと思います。
プレッシャーをかけられた今永「今、かけられたお褒めの言葉は今日で全て忘れてですね、緊張感を持って今日の練習から取り組んでいきたいと思います」
-CS突破のキーマンと、その理由
新井監督 普通にレギュラークラスの選手というのは自分の役割をしっかりとCSでも果たしてくれると思っています。その中で、あえて名前を挙げさせていただくとすると、先ほど近本君からも名前が出ましたけど、近本君の後輩の末包選手ですね。彼は『つかんだ』と言っていましたので、CSでも期待したいです。
-ファンへ向けてCSの意気込み
新井監督 私たちは挑戦者の気持ちで強いベイスターズさん向かっていきたいと思います。そして岡田監督に、もう1度お会いできるように頑張ります。