発熱による体調不良で離脱していたロッテ佐々木朗希投手(21)が3回完全投球で復帰戦を飾り、チームに勢いをつけた。CSファーストステージ初戦のソフトバンク戦に先発。27日ぶりの実戦でイニング限定だったが、160キロ超の直球とフォークを中心に打者9人から4奪三振で、2年ぶりの“開幕投手”の重責を果たした。打線も荻野貴司外野手(37)の先頭打者弾など9安打8得点で援護。2万9126人の大歓声にも背中を押され、オリックスとのCSファイナルステージ進出に王手をかけた。

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▼荻野が先頭打者本塁打。プレーオフ、CSの先頭打者本塁打は17年ファイナルS<1>戦茂木(楽天)以来11人、13本目。荻野の37歳11カ月は、08年2S<1>戦李炳圭(中日)の33歳11カ月を抜いて最年長。日本シリーズを含めても99年<2>戦秋山(ダイエー)の37歳6カ月を上回り、ポストシーズン最年長の先頭打者本塁打となった。また、先頭打者本塁打がV打は、80年<1>戦平野(近鉄)09年1S<1>戦高須(楽天)17年1S<2>戦、ファイナルS<1>戦茂木に次いで4人、5度目。

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