21年のドラフト1位阪神森木大智投手(20)が、18日からフェニックスリーグが行われる宮崎に入る。30日までの同リーグでは、最低でも先発の機会は2度あり、南国の地でレベルアップを目指す。今季は一時不調に苦しみ、2軍の先発ローテーションを離脱する期間もあり、1軍昇格もなし。それでも「フォームとかで悩んでいたけど、今は対打者で考えられるようになってきたので、他のチーム相手で、どういう反応がとれるか、すごく楽しみ」と表情は明るい。

1軍はCSファイナルステージに入るが、森木にとっても勝負の3カ月が始まる。フェニックスリーグに臨み、11月には秋季キャンプ、そして同月下旬からは台湾で行われるアジアウインターリーグに鈴木らとともに派遣される予定だ。

「今年はフルでは戦っていないので、体的に心配はあるんですけど、来季に向けてしっかりやっていかないといけないと思っているので。その立場なので」

昨年10月末には首の張りを訴え、フェニックスリーグから離脱。負傷の影響でオフ期間には十分にトレーニングを積むことができず、100%の状態でシーズンに臨むことができなかった。ここから年末まで、来季プロ3年目の飛躍を目指し実戦に練習に、とことん己を磨き上げる期間となる。

すでに宮崎には、選手寮「虎風荘」で自身が使用している寝具メーカー西川の高反発マットレスを発送済み。疲労も十分に回復させ、最後まで戦い抜く。【中野椋】

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