2年連続最下位のチームを救うため、日本ハムの“小さな守護神”が帰って来た。新任の武田久1軍投手コーチ(45)が30日、エスコンフィールドで就任会見に臨み「強いファイターズにしていきたい。責任を感じる」と身を引き締めた。

セーブ王3度、最優秀中継ぎ投手を1度手にし、日本ハムの黄金期を支えたレジェンドだ。17年オフの退団後は、アマ球界で指導者としての経験を積んできた。日本ハムではブルペン担当になる予定で「寄り添うだけではダメ。厳しい言葉をかけないといけない時もある。優しいだけじゃなく、メリハリをつけながらやっていきたい」。建山、加藤の両投手コーチと3人体制で投手陣を整備する。

高校生の息子は、大の日本ハムファン。「ファイターズに育てていただいて今がある。戻って来られてうれしいけど、ここから」。11月1日の秋季キャンプでコーチデビューする。

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