ソフトバンク谷川原健太捕手(26)が7日、球団のレジェンド、城島健司球団会長付特別アドバイザー(47)から金言を受けた。宮崎秋季キャンプの室内練習場で急きょ開講された個別の「城島塾」は30分以上に及び、谷川原によると「配球論であったり、打撃など。いろいろ教えていただいた」という。8年目の26歳は、体育座りで耳を傾けた。

城島アドバイザーも自然と言葉に熱が入った。視察は6日から2日間でこの日が最終日。小久保裕紀新監督(52)から「見てほしい選手、評価してほしい選手」と事前にピックアップされた選手のチェックを重ね、谷川原もその1人だった。城島アドバイザーは「持っているものは素晴らしい。チーム的には非常に大事な戦力。彼には1つも2つでもステップアップしてもらわなきゃいけない」と期待を寄せ、マンツーマンで連日指導した。

捕手陣は“甲斐一強”となっている。直近7年間は甲斐がシーズン100試合以上に出場しており、おびやかす存在がいない。谷川原は「(甲斐を)おびやかせるように」と力を込めた。今季は61試合に出場し、打率2割3分3厘、0本塁打、3打点。城島アドバイザーの教えを胸に、9年目の来季に飛躍を期す。【佐藤究】

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