西武陽川尚将内野手(32)が25日、埼玉・所沢の球団施設で契約更改交渉を行い、今季年俸の2200万円から、400万円ダウンの1800万円でサインした。

昨年12月、球界初の試みとなった現役ドラフトで阪神から移籍。5月19日ソフトバンク戦では移籍初打席で本塁打を放ったが、シーズン全体では9試合の出場にとどまった。今季を振り返り「こっち(西武)に来てわからないことばかりだった。でも野球をする環境は変わりないので、そこはすごくやりやすかった」と話した。

古巣阪神の日本一後には、今年7月に脳腫瘍によって28歳で他界した、元同僚の横田慎太郎さんの鹿児島にある実家を、阪神梅野らと訪れた。仏壇に手を合わせ「1年でも長く野球を続けていけるように」と活躍を誓った。11年目の来季に向け「年齢も年齢なので、1年1年が勝負なので。絶対チャンスはあると思うので、それをモノにできるようにやっていきたい」と決意を語った。(金額は推定)