オリックス安達了一内野手(35)が29日、来季はコーチを兼任すること明かした。

大阪市の球団施設で契約交渉に臨み、1500万円ダウンの年俸5500万円で契約更改。来季が3年契約(年俸変動制)の最終年になる。

球団はベテランの技術と経験値を高く評価。かりにケガや体調不良があっても、シーズン通して1軍に同行してもらいたい意向も含めた、コーチ兼任の打診だった。

数回にわたり話を持ちかけられていたという安達は「どうしようかなあと。冗談なのか本当なのか分からない部分もあった(笑い)」と話したが「選手がメインと言われているので。体調面を考慮してもらっての兼任。プラスに考えていいのかなと思った」と、この日正式に受諾した。

今季はたび重なる故障もあって、入団以来最少の23試合にとどまった。コーチとしての役割は決めず、あくまで気持ちは選手1本。「中嶋監督は兼任で9年やったと聞いたので、負けないように。まずは選手として、体が動く以上はしっかりやりたい。1年でも長くやりたいのはあります」と強調した。(金額は推定)