西武岡田雅利捕手(34)が1日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円ダウンの来季年俸1000万円でサインした。

左膝に不安を抱えてのスタートとなった今季は、春季キャンプでも状態が上がらず、3月には「大腿(だいたい)骨・脛骨(けいこつ)骨切り術」という球界ではほぼ前例のないような手術に臨んだ。1、2、3軍とも試合出場はなく、プロ10年目を終えた。「何もできていない状態ですし、本当に契約してもらえるだけありがたいなというのが本音ですね」と心境を口にした。

年末にはほとんどの練習メニューをこなせるようになる見込みながら、炭谷銀仁朗捕手(36)の西武復帰も決まり、1軍捕手枠争いはますます激しくなる。来季は3年契約の最終年。強い意気込みで臨む。「まずは1軍、2軍関係なしにしっかり復帰することが今一番大事なことだと思う。1軍の舞台でどんな形であってもいいので、ファンの方に岡田が戻ってきたと言われるように頑張っていきたい」と意気込んだ。(金額は推定)

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