ヤクルト川端慎吾内野手(36)が1日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の3000万円でサインした。

プロ18年目の今季は主に代打で80試合に出場し、打率3割1分9厘、2本塁打、16打点。驚異的な打率は残したが、球場別で見ると、神宮では26打数4安打で打率1割5分4厘。セ・リーグで、最も苦しんだ球場となった。東京ドームで4打数3安打(1本塁打含む)と、打率7割5分をたたき出しているだけに、本人も悔しさをにじませた。「すごく気にしていまして…(笑い)」。自覚していただけに、自らその数字も調べていた。「ヒット4本で、打点0ですから…。やっぱり神宮で打ちたいなっていう、その気持ちがちょっと強くなりすぎたのかなっていうのもある」と話した。

ベテランの域にさしかかっている。チームでは、同学年の荒木貴裕内野手(36)が、今季限りでの引退を決断。川端は「一緒にずっとやってきた仲だったので、寂しい思いはもちろんあります。荒木の分まで1年でも長くやりたいなっていう思いですね」とかみしめた。「他球団を見ても、同学年は本当に10人いないんじゃないですかね。10人いないですよね。知ってる人たちばっかなんで、みんなで一緒に1年でも長くやりたいなっていう風に思います」。目標の打率3割を目指し、19年目のシーズンへ臨む。

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