チーム最年長の阪神西勇輝投手(33)が3日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の3億円でサインした。昨オフに海外FA権を行使し、宣言残留という形で4年契約を結び、来季2年目を迎える。

阪神に移籍後5年目の今季は、開幕からローテーションで回ったが、7月上旬に不振のため2軍降格。8月下旬に再び1軍に返り咲き、3連勝を挙げるなど巻き返した。オリックス時代の17年以来、6年ぶりに規定投球回到達を逃したものの、18試合に登板し、8勝5敗、防御率3・57の成績を残した。

西勇は今季を「15年で一番、いろんな気持ちだったり、いろんな経験ができたのかなっていうのは思っていますけどね」と前向きに振り返った。来季に向けては「連覇もそうですし、まさに日本一までいける経験を、自分が1軍にいられている中で、できるのはうれしかったですし、この喜びっていうのを、継続してみんなでしっかりと狙っていきたいなと思います」と力を込めた。(金額は推定)

【関連記事】阪神ニュース一覧