阪神岩貞祐太投手(32)が3日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の1億円でサインした。昨オフに国内フリーエージェント権を取得したが、権利を行使せずに残留。3年契約を結び、来季で2年目を迎える。

10年目の今季は守護神の岩崎とともにブルペン陣の最年長として若い投手陣をけん引。目標に掲げていた2年連続50試合の登板を達成し、10年連続勝ち星を挙げるなど1勝0敗、チームトップの24ホールド、防御率2・70の成績を残した。 岩貞は今季について「残留してよかったと思える結果でした」と手応えを示した。印象に残る試合については「開幕、ちょっとケガして遅れたんですけど、1登板目で、ホールドシチュエーションで岡田監督に投げさせてもらって。その時に今シーズンの覚悟を感じて、岡田さんの起用に応えたいと芽生えた試合なので、その試合だと思います」と話した。

来季に向けては「チームの連覇は絶対掲げないといけない目標だと思います。個人としてはもうちょっと頑張りたい」と引き締めた。(金額は推定)