巨人今村信貴投手(29)が投手最古参の自覚を示した。

都内の児童養護施設を訪問し、ランドセルを寄贈した。11年ドラフト2位で入団し、来季は13年目。投手陣では一番の古株となり、「僕ぐらいの歳が引っ張っていかないと強くなっていかない。先頭に立ってやっていきたいとすごく思う」と若い投手陣をまとめていく。

尊敬する内海投手コーチが実施していた社会貢献活動を継承し、19年から「今村ランドセル基金」として児童養護施設の新1年生にランドセルを贈る。5年ぶりに巨人に復帰した同コーチからも助言を受け、自主トレでは「胸郭と股関節の可動域」に重点を置く。背番号26を受け継ぐ左腕は「内海さんも『そこを大事にしないと(選手)寿命が短くなる。俺もやっておけばよかった』とおっしゃっていた。そこを見つめてやれれば。1年間、1軍にいれば、結果もついてくる」とフル回転して背中でけん引していく。