DeNA西浦直亨内野手(32)が5日、横浜市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の2600万円で合意した。

プロ10年目の今季、7月にヤクルトからトレードで加入。新天地では出場13試合、9打数1安打1打点にとどまった。「全然力になれなかったのが悔しい。なかなかチャンスをものにできなかった。そこに尽きますね」と振り返った。

2ケタ本塁打を過去に2度記録した打力、遊撃中心に複数ポジションを守れる守備力を期待されての移籍だった。「パンチ力というか、大きいのを打てるというのは捨てたくない。とにかく1軍に定着して、自分の持ち味を出せるようにしたい」と話した。

来季はドラフト1位でENEOS・度会(わたらい)隆輝外野手(21)が加入する。渡会の父博文氏(51=現ヤクルトアカデミーヘッドコーチ)は、西浦のヤクルト在籍時には広報などを務めていた。「僕からしたら、お父さんにお世話になったので」と、ドラ1ルーキーの世話役? も買って出た。(金額は推定)

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