オリックスの大城滉二内野手（30）が6日、大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、2年総額8000万円でサイン。今季は初めてFA権を獲得しながら行使せずに残留を決めた。
「球団から必要な存在と言われた。そこはうれしく思っています。FAは取りましたけど、このチームで頑張ろうと思いました」と明かし、「8年間育ててきてもらった。結果を残して恩返しできればいいかなと思います」と来季も結果で還元する決意だ。
来季は5月14、15日のロッテ戦が地元の沖縄開催。声のトーンも上がり、「楽しみです！いろんな友人から『来年、試合見に行くよ』って連絡とかも来るんで。そのときに1軍にいなかったら寂しいので、1軍にいれるように頑張ります」と力を込めた。沖縄での理想の成績を問われると「4打数4安打4ホームラン。暴れたい」と強い気持ちを語り、「監督も間違って4番とかに僕を使わないですかね。交渉しておきます（笑い）」と笑った。
約1時間に及ぶ交渉の場では途中出場する選手の査定の見直しを提案したことも明かした。「後から行くのはスタメンで行くよりも緊張する。1点差、2点差で守備につくのは。もうちょっと評価してもらってもいいのかなという感じで話をさせてもらいました」と難しい場面での起用に理解を求めた。球団側からの反応も好感触で、「考えて検討すると言ってもらえたので、良かったかなと思います」と表情を和らげた。（金額は推定）
