ソフトバンク有原航平投手(31)が来季の目標に「最低でも180投球回&5完投」を掲げた。

9日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸5億円プラス出来高でサイン。3年契約の2年目となる来季は、先発ローテの柱としてフル回転を誓った。

「180イニングは最低でも投げたい。(今季は)平均的に長いイニングを投げたが、完投も1つだったし、そこを増やしたい。5完投はしたいですね」

米レンジャーズから移籍して臨んだ今季は開幕から出遅れた。だが、6月に先発ローテ入りすると、シーズン最後まで先発マウンドを守り抜き、チーム唯一の2桁(10勝)勝利をマーク。7月25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では猛牛打線を散発6安打無失点に封じ込み、115球の完封勝利も挙げた。

すでに小久保監督は有原と和田の2人にだけ、来季の先発ローテを確約。開幕投手の最右翼にも挙がっている。「(開幕は)チームのスタートですごく大事。そこを任されるような結果をオープン戦で出していけば近づいてくると思う」と意欲を見せた。(金額は推定)

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