メガゴジラを徹底指導する。巨人亀井善行外野守備兼走塁コーチ(41)が春季キャンプで秋広の守備特訓を予告した。秋広の外野守備に「打撃だけじゃなくて(守備でも)アピールしてほしいところ。オフもしっかり練習して、球際や落下地点までの予測は、しっかりできるようにはなってほしい。それが最低条件かな」と宿題を与えた。

多分な伸びしろに期待している。プロ入り前の高校時代は投手、内野を主戦とし、本格的に外野を始めたのは2年目の22年シーズンから。長いリーチと野球センスを生かして今季は内野手登録も、外野で87試合に先発出場した。亀井コーチも「細かいところで言えばまだまだですけど、成長は確かにしてる。まだまだ若いんでうまくなる要素はある。もちろんゴールデングラブもチャンスあるでしょうから」と期待した。

春季キャンプは文字通りの猛特訓が待ち受ける。「メインは打撃になるんでしょうけど、僕は担当なので守備、走塁をしっかり見ていきたい」と目を光らせた。秋広も「守備力は課題が残ったところでもある。送球も前の打球も後ろの打球もそう。見えないエラーがあったので、まずは人並みの外野手と言われるような動きをできるようにしたい」と守備力アップを掲げた。二人三脚で“超大型外野手”がスケールアップを図る。【小早川宗一郎】