ライアンは、肘を出さない。ヤクルト小川泰弘投手(33)が、新たな投球フォームの一端を明かした。

「例えば…。最後のシーンでいうと、肘が出ちゃうと肘が痛くなっちゃうので、それが出ないように。体が回ってから投げるとか、そうするためのケーブルのトレーニングとか、動きに合わせたトレーニングですかね。それだけではないですけど。例えていえば」と独特の世界観で、目指すべきところを示した。

もともと研究熱心。キャリアを通して、微調整しながら、勝ち星を積み重ねてきた。「フォームが変われば球質も変わりますし、バッターの見え方が変わると思うので。いろいろと試しながら」と話した。「毎年フォームによって、体つきも変わりますし、微妙に変わるので。その年、その年に合うフォームがあると思う」と24年版をつくり出す。

今季で12年目。ベテランの域に差しかかってきた。「力でいっても抑えられないですし、そこは年相応のピッチングをしないとな、と」。その上で「タイミングをずらすというのは一つあります」と大事なポイントを挙げた。「シンプルに投げ方というところでもいろいろあると思うので、試行錯誤というところですね」と、まっさらな状態で今の自分の体に合ったものを見いだす。【栗田尚樹】

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