オリックス宇田川優希投手(25)が、ショートケーキの誘惑を断って万全の状態でキャンプに向かう。18日に大阪・舞洲の球団施設で自主トレ。今オフは好物のスイーツを我慢したことを明かした。食への意識変化と筋トレで肉体改造に成功。「筋肉がだいぶつきました。このオフ、わかりやすく体が変わってきて、楽しかった。甘いものが好き。特にショートケーキ。でも食べたら後悔する。やってきたことが無駄になると思って我慢した」。

体脂肪率は17%。1年前のこの時期の25%に比べ大幅に減った。鍛錬と、タンパク質の積極的な摂取の結果だ。「牛肉もそうだけど、馬肉がタンパク質があって本当に筋肉になる。島の人に作ってもらっていた。(食事の)メインは馬刺しか魚でした」。昨年末に自主トレした種子島で周囲にサポートに感謝した。

昨年の春季キャンプは体重100キロ超で臨み、中嶋監督に苦言を呈された。こっそりケーキを食べようとして見つかる失態も。今季へは「太るな」と指令を受け、忠実に守った。「筋肉量が増えると(投げる)感覚が変わる。キャンプでどう合わせるか。楽しみ」。守護神候補にも挙がる剛腕。50試合登板を最低ラインに掲げる。自らを律して、強力ブルペンの中心的存在に君臨する。【大池和幸】

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