広島森翔平投手(26)が3年目で初の開幕ローテ入りを目指し、調整のペースを上げている。

広島県内でオリックス山岡らとの自主トレを打ち上げ、マツダスタジアムで自主トレを行った。キャッチボールから切れのある球を投げ、肩回りの動きからも仕上がりの良さを感じさせた。

「スタートが大事。しっかり2月1日に合わせてやっている。アピールしないといけない立場なので」

ルーキーイヤーの初勝利から昨季は4勝を挙げ、CSメンバーにも入った。だが、過去2年はいずれも開幕は2軍で迎えるなど、スロースターターの印象が強いだけに、今オフは急ピッチで調整してきた。

また、昨季は先発10試合(中継ぎ2試合)も、1試合平均約5回にとどまった。「球威が落ちてきたと思われていたのかもしれない」。オフのトレーニングのセット数を増やしスタミナアップに取り組んできた。過去2年と同じ轍(てつ)を踏まず、開幕ローテ入りへ一直線に進んでいく。