西武源田壮亮内野手(30)が盗塁率アップを目標に掲げた。24日、埼玉・所沢市内の球団施設で自主トレを公開。

プロ8年目、これまで7年間で通算160個の盗塁を記録している。「やっぱり走りたい。成功率も大事かなと思っている。理想は10割ですよね。8割とか9割とかいければすごくいい」と高い確率での盗塁成功を思い描く。

ルーキーだった17年に自己最多の37盗塁、18年には盗塁率8割1分で34盗塁をマークしている。21年には24盗塁で、ロッテ荻野、日本ハム西川(現ヤクルト)らとともに初の盗塁王に輝いた。22年まで2ケタ盗塁を成功させてきたが、昨季は11回企画し、成功5個、失敗が6個と初めて失敗の数が上回った。状況やコンディションなどにも左右されるが「場面も考えながらですけど、走りたいですね」と今年は意欲的だ。

チームの課題の1つが得点力。昨季の435得点はリーグワーストだった。源田は18年に92得点、19年に90得点と、リーグ連覇の時には高い得点数を残している。昨季は30得点に終わり「守っていても、ここで走られたら嫌だなという場面はすごくある。効果的な盗塁が多くできればチームのためにもなる」と盗塁、得点は大きな力になる。

この日は二遊間を組んできた外崎らとともに守備練習やマシン打撃を中心に体を動かした。「盗塁は覚悟を決めてスタートを切る。勇気が一番大事なので冷静に状況を見ながら、行く時は行く」と足で揺さぶる。【山崎純一】

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