右肘クリーニング手術からの復活を目指す楽天田中将大投手(35)が、沖縄・金武キャンプで初めて座った状態の捕手にブルペン投球した。

第3クール初日の10日、6度目のブルペンに入り、カーブ、チェンジアップを交えて50球。捕手が片膝立ちで40球、座った状態で10球を投じた。「順調にスローイングの部分も上げることができていると思います」とうなずいた。

第1クールは立ち投げからスタートしたが、少しずつ段階を踏んできた。初めて捕手を座らせて「進んだという風に思っています。少しずつやっていきたいなというところもあったので、しっかり投げられて良かったです」と振り返った。

投球練習を見守った永井1軍投手コーチは「今日なんかは座らせてすごくいいボールを放り始めていると思うんで、順調に来てるかなと思います」。打者に投げる時期については「順調にいけば、2月下旬だったり、3月上旬あたりじゃないですか」との見通しを示した。

また、田中将が照準を合わせている開幕ローテ入りについては「もちろん、そこに向けて本人もすごく投げ込んではいると思う。球数的にはそんなに多くはないけれども、(ブルペン入りの)数はたくさん入ってくれている。そこに向けて、こちらもしっかり準備してほしいかなっていう気持ちはあります」と話した。

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