広島の1軍本体が13日、約2週間の宮崎・日南での1次キャンプを打ち上げた。1軍本体は15日から沖縄・コザしんきんスタジアムに拠点を移し、2次キャンプを実施する。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

 

(テレビ)

-およそ2週間の日南キャンプ、ちょっと序盤は雨もありましたが、後半は天候にも恵まれました。振り返っていかがですか

「ここまですごくいいキャンプだと思います」

-キャンプ初日に高いレベルでのポジション争いの中でチームを強くしていきたいと、監督はお話をされてました。その点ではいかがでしょうか

「いい競争を見せてくれてると思いますね。特に外野争い。こちらが想像していた以上に、いいレベルで競争してくれてると思います」

-野手陣トータルではどのような印象を持たれましたか

「トータルでもね、各自がすごくやる気になってやってくれてるかなと思いますね。まだ1軍だけではなしに、日南では頻繁にね、ファームの方からも選手呼んだんですけれども、ファームで頑張ってる選手もアピールしてくれたので、昨日の宇草なんかもね、『全部ひっくり返してやる』っていうね、いいものを見せてくれたんでね、1軍だけではなしに、ファームの方も頑張ってくれてると思います」

-西川選手のオリックス移籍に伴ってというところもあるかと思いますが、改めてこのあたりはどのようにご覧になってましたか

 

「龍馬がね、いなくなるとわかった時からね、彼らの目の色も変わってましたので、そこから継続して、この春のキャンプでも頑張ってくれてるなと思います」

-監督の望むような感じの争いだったんですか

「ここまではもうね、100点満点の争いをしてくれてますね。沖縄に行って、試合も増えてきますので、そこでまたね、高いレベルの競争を見せてもらいたいなって楽しみにしています」

-一方でピッチャー陣はどのような印象を持たれましたか

「ピッチャーはもう初日からね、ブルペンでみんなね、すごく投げてましたので、各自がしっかり、シーズンオフにトレーニングしてきてくれたんだなっていう風に思いますし、また新しく加わった新人含めてね、投手もいいものを見せてくれていると思います」

-常広投手、もちろんそれ以外の投手もそうですが、プロ1年目のキャンプで、慣れにくい部分だとか、お客さんの多さとか、いろいろあったと思いますが

 

「高とか、初日のブルペンを見ても、かなり顔がこわばってましたので、これは、私も通った道ですからね、徐々に慣れていってくれると思います」

-キャリアの浅い選手も含めて、黒田アドバイザーからもかなり長時間アドバイスを受けるようなシーンも見られてるような感じがしますが

「黒田さんも初日から、日南キャンプにびっちしついていただいて、すごく精力的に動いてくださりました。また、特に若い投手っていうのはたくさんね、言葉をいただいたと思いますし、いい時間になったんではないかなと思います」

-主力投手の印象はいかがですか

「まあ、主力投手はね、各自の調整のやり方、ペースってわかってますので、彼らに任せてます」

-キャンプはこれから日南組と沖縄組に分かれます。選手にはどのようなことを望まれますか

「いや、もうね、もっとどんどん競争してくれると、お互いね、意識し合って高め合ってくれと言いたいです」

-日南キャンプでは、先日の3連休も含めて、多くのカープファンが来られました。その熱量はどのように感じられました

「本当にたくさんのファンの方に見に来ていただいて、何よりも選手がね、すごく刺激になったと思います。ありがとうございます」

-日南に来られなかった広島在住の多くのファンがいらっしゃると思いますんで、最後にメッセージを届けてもらっていいですか

 

「キャンプはね、また沖縄に行きますけれどもね、キャンプ地に来れない、来られないファンの方も、テレビ、報道などでね、競争を楽しみに見ていただきたいなと思います」

 

「MVP聞かないの?」

 

-日南キャンプのMVPを教えてもらってもいいですか

「まだ競争続いてますんでね、やっぱり個人名というのはね、差し控えさせていただきたいと思いますね。まだキャンプは続きますんで。強いてですよ、名前を挙げさせてもらうから、ファームの方で調整してます、松山竜平ですかね。理由としては、彼は本当によく頑張って、お風呂に入ってるみたいなんで。以上です」

-見出しをつけるなら、日南キャンプはどういう見出しを監督は望まれますか

「松山竜平お疲れさん」

 

(囲み)

-沖縄でも若手に競い合ってもらいたいというような感じか

「まあ、沖縄いっぱいというより、別にファームの方で調整してるメンバーが戻ってくるまでというのが、ある程度の目安になると思うんで、戻ってきてからもね、できる限りは、とは思ってる。まだ調整すると思うんだけど、一定の目安としては、今、東光寺の方で調整しているメンバーが合流するまでってのが、ある程度、一定の期間なので」

-オープン戦などのタイミングで、そのメンバーが

「そうだね。まあ彼らが上がってきても、いきなりフルで出るわけじゃないし、まだ競争は続くんだけど、1つの段階としては、そんなイメージを持ってます」

-練習試合3試合というところで見極めるのか

「まあまあ、そうだね。でもそこで終わるわけじゃないけど。彼らが合流しても、まだ続いているけどっていう感じ。目安として、1つの段階としてっていう感じ」

-対外試合ではどんな姿をみせてほしいか? 去年は、失敗してもいいからどんどん攻めてほしいと

「うーん、いつも言ってるんですけど、結果欲しいと思うんだけども、結果もそうだけど、内容も見てるし。打つ、走る、守る、全ての面において、球際を攻めていけてるのかどうかっていうのもチェックしたいし、またうまくいかなかった、ミスした次の打席、プレーっていうのも、しっかりそういうとこもチェックしていきたい。どういう気持ちで次を迎えてるのか。いろいろチェックして、結果だけじゃないけど」

-常広投手は沖縄でペースを上げるか

「ペースは全然そんなにあげなくていいって言って(ます)。もうゆっくり、段階を追ってやってくれればいいんで、当初のプラン通りやってくれればいいと思うんで」

-沖縄では実戦も多いが、後半には

「うーん、特に考えてないね。まあ、沖縄行って投げないといけないっていうことはないから、沖縄行って、この日で実戦登板っていうのは全然考えてないし、そこは、彼のフィジカル的な状況っていうの、見極めながらになってくると思うんで、全然沖縄に行ったから、じゃあ実戦ここで投げましょうっていうのはないです」

-新外国人のハッチとハーンは

「新外国人投手は多分、投げると思う。何回かは。そこはね、ピッチングコーチが全部、彼らが決めてやってるから」

-ピッチャーの主力は沖縄に行ってから

「いやいや、まずは彼らがどうしたいかっていうのを聞いてるんで、あの例年だったらね、形式的に、バッティングピッチャーやったりだとかあると思うんで、必要なかったらやらなくていいと言ってるし、もう彼らに任せてる。形式的なものは、全然取っ払ってじゃないけど、バッティングピッチャー投げて、何かして、実戦で投げて、そういうの、必要でなかったら、もうやらなくていいって言ってるし」

-キャンプ始まる前の段階では、開幕投手は白紙だと

「もう開幕投手は塹江」

-オープナー? 

「塹江に失礼やな。(横手投げに)フォーム変えて、本人もその気になってる。自信つけとる。まだ開幕投手はね、自分の中ではもうなるべく早く決めてあげたいってなるんで、自分の中ではもう沖縄に行って、早い段階で決めないといけないと思ってるし、最終決定はしてないけど、ある程度は、頭の中には、絞る候補がね」

-判断基準とし誰もが認めるような、納得できるような

「そうやね、うん、そんな感じ」

-小園選手は秋にジャパン選ばれて、久保選手にアドバイス送ったりとか、かなりまた違う姿見せてくれてるかなと思うんですけど、監督からはこの選手はどのように見てますか

「いいんじゃないの。どんどんね、自分のことだけじゃなくても、彼はね、センターラインでね、これからね、しっかりと中心になってもらいたい選手なんで、自分のことだけじゃなくて、周りのことに(注意を)向けるっていうのは、余裕が出てきたことだと思うし、チームにとってもいいことだと思います」

-ファームで調整を任せてる野手の中堅、ベテラン組の選手には、もうある程度、オープン戦のこの時期っていう風に伝えてあるのか。それとも、2軍でも実戦とかで出た状態とかはコミュニケーション取りながら

「それはもう全部任せてる、ファームで5試合あるけど、出ても出なくても、任せてる、彼らに。まあ、その彼らの調整の具合にもよるけど、そこでどこどこでこっちに合流ってのを決めていこうと。彼らと相談しながら。松山竜平はずっとファームで。調整遅れてるから、今湯布院でリハビリキャンプやってる。1人で」

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