中日大野雄大投手(35)と柳裕也投手(29)が16日、今キャンプ初のシート打撃に登板した。左肘手術からの復活を期す大野は打者5人を無安打2三振。開幕投手候補の柳は新外国人アレックス・ディカーソン外野手(33)に1発を浴びたものの、打者7人に対して許した安打はこの1本だけといずれも順調な調整ぶりを披露した。

「久々に打者に対しての投球だったのでストライク先行でどんどん打ってもらおうという気持ちでマウンドに立ちました。打者5人に無事、投げ終えられてよかったと思います」。大野は先頭岡林からストライクを投げ続け、最後はカリステをツーシームで空振り三振。18球中、ストライク13球と狙い通りの試運転。「あれだけまとまっていればよかったと思います。自身になりました」と納得の表情で振り返った。

柳も手応え十分の初シートとなった。実戦形式初打席となった新外国人ディカーソンに初球カーブを右中間席に運ばれたが「よかったと思います。(本塁打の)1本を除いては」とニヤリ。「僕がブルペンで投げている時にやたらとディカーソンが打席に入っていたのでこのためだったんだなと、やっと理由がわかりました。(全体的には)いい感覚で投げられた。順調なのかな」と充実の36球を振り返った。

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