ヤクルトのドラフト2位の松本健吾投手(24=トヨタ自動車)が、2度目の実戦も無失点に抑えた。

1点リードの3回から2番手で登板。2回25球を投げ、2安打無失点だった。初回は3者凡退。4回1死から連打を浴び、得点圏に走者を進めたが、カットボール、スプリット、そして伊藤智仁投手コーチから伝授された、横滑りの「伝説のスライダー」を軸に後続を断ち切った。「ずっと練習していたスライダーを今日は多めに(松本直に)サイン出してもらって、右にも左にも投げられ、空振りも取れたんで、まだ投げ始めて日がたっていない中で、しっかりバッターに投げられたことは一番の収穫だった」と手応えを口にした。「僕自身、結構いい感じですっていう感じですけど、(伊藤投手コーチは)『まだなめんなよ』って(笑い)」。さらに曲がり幅を極めていく。

「0」を続けていく。実戦デビューとなった21日の楽天との練習試合(浦添)では、1点ビハインドの3回から登板し、2回3安打無失点。これで2試合連続の0封。「もちろん0に抑えれば負けることはないです。だからって言って、その、やっぱりマウンドでどうしても0って意識しすぎると、丁寧になりすぎる。そこはまあ、難しいところもあります。まずしっかり最少失点に切り抜けることはしっかりやって、開き直りすぎないようにしていきたい」。気負いすぎず、シーズンへ向けて調整していく。

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