西武育成のモンテル外野手(23)が支配下登録へ猛アピールした。

プロ2年目で、この日の練習試合が“1軍”での初実戦。9番左翼でスタメン出場し、2回1死一、三塁で三塁線への適時二塁打を放った。「あの場面で回ってくるのは何か意味があるのかなと思って。何とかどんな形でも返したかったので、食らいついていって」と満足そうに話した。

左翼守備でも6回1死一塁、左中間への打球にダイビングを試み、見事にキャッチ。そのまま一塁へ転送し、併殺を完成させた。「ミスするなら思い切りミスでもいいので、とりあえず挑戦したいことをどんどん思い切って。足が売りなんで、足でダッシュで追いかけて絶対に落とさないって気持ちで飛び込んで」と好プレーを振り返った。

本名は日隈モンテルで、元ヤクルト左腕の日隈ジュリアスは実兄。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれ、22年育成ドラフト2位で四国IL・徳島から入団した。高い身体能力を生かした守備、走塁でアピールを続けている。「これからいい投手もいっぱい出てくると思うんですけど、それにひるまず、自分の持ち味を出してアピールできたらなと思います」と支配下登録へ意気込んだ。

◆モンテル 2000年(平12)3月18日、大阪市生まれ。母の意向で沖縄・北谷町に移住し育った。22年育成ドラフト2位で四国IL・徳島から入団。モデル経験もある。本名は日隈モンテルで、元ヤクルト左腕の日隈ジュリアスは実兄。父は元米兵でイラク戦争での負傷経験も。186センチ、88キロ。右投げ右打ち。

【関連記事】西武ニュース一覧