“ドクター0”だ。エース格の期待を背負う楽天の荘司康誠投手(23)が、実戦3試合連続となる計10イニング連続で無失点を継続中だ。この日は初球ストライクにこだわり、試合を支配した。

先頭宇草を外角高め147キロ直球で中飛に封じると、対戦した打者16人中、13人で初球ストライクをマーク。昨季は制球が乱れ、ボール先行が目立ったが「僕有利で進めていけた。今までにないピッチングの感覚というか、すごく楽に打ち取れるのを感じられたんで、継続してやっていけたらなと思います」と、手応えは上々だった。

3回1死から石原、宇草を連続三振に抑えるなど5回2安打無失点で4奪三振。「今の感覚はすごいいい」。今江監督から開幕投手の早川とともに「まずは2本柱で競争し合って」と期待される2年目右腕が、存在感を示し続けている。

17日阪神戦、24日中日戦に続いての0行進。「確実に去年よりも自分でできることが増えてきているなというのは投げていて感じるので、今はなんか逆に、ちょっと怖い(笑い)」と荘司。オープン戦の勢いそのままに、シーズン開幕を迎える。【山田愛斗】

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