24年日本一チームの阪神がまさかのオープン戦開幕から6戦6敗を喫した。引き分けを挟まずのオープン戦開幕6戦全敗は18年以来、6年ぶりとなった。

先発の伊藤将司投手(27)は4回を6安打3四死球で2失点とやや苦しんだ。2回は三塁手・佐藤輝明内野手(24)の落球失策から適時打で先制点を献上。3回にも適時打を浴びたが、4回1死満塁のピンチを無失点でしのいだ。

救援陣は岩崎優投手(32)が5回に今春実戦初登板し、1イニングを2安打1失点。1死から代打フランコの左中間二塁打を浴びると、1死二塁から渡辺佳にも左前打を許し、左翼の前川右京外野手(20)がゴロをファンブルする間に失点した。

一方、左肩のガングリオン除去処置で出遅れていた大竹耕太郎投手(28)も今春実戦初登板。2イニング目の7回に渡辺佳に右越えソロを浴びたが、2回1失点でまとめた。

打線は1点を追う2回1死二塁、6番前川が右前打。左翼守備でミスはあったが、開幕左翼スタメンにまた1歩前進した。激しい外野争いの中では8番井上広大外野手(22)も7回に左越え適時二塁打を放つなど、2安打1打点とアピールした。

ただ、侍ジャパンに選出された中野拓夢内野手(27)、森下翔太外野手(23)を欠いた打線はビハインドを追いつけなかった。

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