阪神は5点リードの8回に1イニング4失策で一挙6失点し、逆転を許した。

2死一塁から右翼ファウルグラウンドへの飛球を途中出場の前川右京外野手(20)が落球。さらに2死満塁となり、3番西田の遊ゴロを打ち取ったかと思われたが、遊撃小幡竜平内野手(23)が二塁へ悪送球して1失点した。さらに悪夢は続き、2死一、三塁で3番濱田の中堅フェンス付近の打球を森下翔太外野手(23)がグラブに当てながら落球し、さらに3失点した。

この回5番手でマウンドに上がっていた桐敷拓馬投手(24)は2死から失策が重なり、代打内山に同点適時打を献上。なおも2死一、二塁で遊ゴロを小幡が後逸し、このイニング2度目の適時失策で逆転を喫した。

試合後、2失策の小幡は「しっかり反省して次につなげたい」と猛省。2つ目の失策については「(バウンドが)合わない中で、なんとか前に落とせたらと思ったけど、そこで後ろにいっちゃったっていうことで、体を入れていかないといけない」と振り返った。

大量失点のきっかけをつくってしまった前川は「やってはいけないプレーをしてしまった」と反省。試合後は筒井1軍外野守備走塁コーチと反省会を行った。筒井コーチは「やっぱり外野手のエラーっていうのは、勝敗にかかわってくるわけだから」とコメント。この日も強く吹いていた「浜風」については「言い訳にならない。ホームグラウンドだし、しっかりやらせます」と繰り返した。

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