上半身のコンディション不良でノースロー調整だったヤクルト小川泰弘投手(33)が、復帰へ向けて着実にステップを踏んでいる。15日は、埼玉・戸田球場で2軍の全体練習に参加。6日間のノースロー期間を経て、既にキャッチボールを再開。この日が3回目のキャッチボールで、約30メートルの距離を放るなど、順調な回復ぶりをアピールした。「違和感なくやれているんで、距離伸ばしたり。力入れたりして。トレーニングと並行して上げていきたいですね」と話した。

開幕投手の筆頭候補だったが、故障の影響で開幕には間に合わないのが現状。「もどかしさ、しっかり受け入れて。今やれることをしっかりやって、1日でも早く戻りたいと思ってます」と話した。患部については「だいぶ良くなっているんで。焦らずじっくりやりながら、ペースも守りながら」と徐々に上げていく。

苦渋の決断で1軍を離れ、治療の時間に充てた。「無理したらできるというか、無理してやっていた部分もありますし、過去にも、そういう時はあったんですけど、チームに迷惑、シーズン入ってからとかかってしまいますし、診断受けて、1日1回考えて、全部意味があることだと捉えて受け入れました」。焦らず、じっくりと、復活の時を待つ。

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