オリックス平野佳寿投手(40)が24日、出身地である京都・宇治市の観光大使に就任した。本拠地の京セラドーム大阪で、松村淳子市長から委嘱状を交付された。「光栄なことですし、僕も宇治市が大好き。しょっちゅう帰ってます。魅力ある市なので、微力ながら1人でも多くの方にお伝えできればうれしいですし、宇治市が盛り上がればいいと思います。歴史のある街ですし、頑張ってアピールしたい」と意気込んだ。

宇治市の魅力については「小学校で、お湯が出るところからお茶が出てたんですよ。熱くてあまり飲まなかったんですけど」と笑わせ、他にも平等院鳳凰堂に何度も訪れていることなどを明かした。1月には同市でパレードを開催。「僕1人にあれだけの人が集まってもらって、すごくありがたかったし、また喜んでいただけるなら何回でもやりたい」と話した。

松村市長は、平野が昨年11月に母校の小倉小で講演した際に、観光大使就任を打診したという。「宇治市は平等院をはじめ、たいへん歴史深い街。今年は大河ドラマ『光る君へ』が放送されていることもあり、源氏ゆかりの街として、いろんな形でアピールしていきたいと思っています。今回、平野選手が観光大使になっていただいたことで、より宇治市にスポットが当てられるように、よろしくお願いします」とあいさつ。宇治市の観光大使は16年からスタートし、これまでにお笑いコンビ麒麟(きりん)の川島明やタレント安田美沙子ら16名が就任している。任期は3年。

【オリックス】平野佳寿が京都・宇治市観光大使に就任 出身地の魅力を発信