中日は26日、育成のクリスチャン・ロドリゲス内野手(21)と尾田剛樹外野手(23)を支配下選手登録した。ロドリゲスの背番号は「95」、推定年俸1000万円。尾田は背番号「00」、同420万円。

バンテリンドームで記者会見に臨んだロドリゲスは「来日して2カ月で1軍に上がれてとてもうれしい」と笑顔。同席した立浪監督から「開幕から行ってもらう」と遊撃スタメン起用の方針を伝えられると「期待にこたえられるように自分の持てる力を出したい」と力を込めた。

キューバ出身のロドリゲスは強肩と高い身体能力を武器に空席の遊撃争いで抜け出した。オープン戦は34打数5安打、打率1割4分7厘と打撃に課題はあるものの「肩も強い。足も速い。現状、ショートでは一番優れている」(立浪監督)と守備力が評価された。

尾田は昨年の育成ドラフト3位でBC・栃木から入団。開幕1軍メンバーとして足のスペシャリストとして期待される。立浪監督は「打撃センスもいい。当面は守備、代走という使い方になると思うが(将来的には)大島のような3拍子そろった選手になってもらいたい」と大きな期待を寄せる。育成入団からわずか3カ月で開幕1軍切符を手にしたルーキーは「ここぞという場面で盗塁を決められるようにしていきたい。30盗塁はしたい」と目を輝かせた。

◆クリスチャン・ロドリゲス 2002年3月31日、キューバ出身。昨季はキューバリーグで打率2割4分5厘。U-23キューバ代表にも選出された。184センチ、74キロ。右投げ、右打ち。

◆尾田剛樹(おだ・ごうき)2000年8月3日、兵庫県出身。高野山高-大阪観光大-BC栃木を経て育成ドラフト3位で中日入団。175センチ、74キロ。左投げ、左打ち。入団時の推定年俸は300万円。

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