阪神岡田彰布監督(66)が、今季の捕手起用について、昨年とは異なる考えを明かした。「去年みたいに固定はしないと思うけどな、おーん。専属キャッチャーって、ちょっとおかしいからな」。坂本と梅野を併用する方針だが、連覇を目指すシーズンはバッテリーを固定しないスタイルで戦う。

昨季は開幕捕手の梅野が8月13日ヤクルト戦を最後に離脱するまで、投手と捕手のペアが固定されていた。「去年はなあ、コントロールええのは坂本で行って、力勝負するのは梅野で行くかなあって」。制球力が武器の村上、大竹は坂本、球威のある才木は梅野など、2人を使い分けてきた。

日本一に輝き、戦力を十分把握した今年は違う。「またキャッチャー代わるとリードとかも違ってくるからな。相手もちょっと分からん部分はあると思うよ。そんなん全然あれよ、今年は村上も大竹も梅野被らせるよ」。それぞれが投手の力を引き出し、異なるリードで投球の幅を広げる。連覇への新たな武器になる。

また、開幕戦となる29日巨人戦(東京ドーム)の先発マスクを「最初は坂本で行くよ」と初めて明言。青柳-坂本バッテリーから、今年はいくつのコンビが生まれるか。【磯綾乃】

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