西武は延長11回サヨナラ負けで、18年以来6年ぶりの開幕3連勝はならなかった。

3回2死一、二塁から2番フランチー・コルデロ外野手(29)の左前適時打で先制。さらに続く3番外崎修汰内野手(31)の左前適時打と相手のミスが重なって2点を追加し、この回3得点を挙げた。

しかし先発右腕の松本航投手(27)がその裏、無死一、二塁から2番小深田に中前適時打、2死満塁から6番阿部に中前へ同点適時打を浴び、試合は振り出しに。4回以降両チーム得点圏に走者を置きチャンスをつくりながらも、勝ち越すことができず延長戦に突入した。

延長11回裏、7番手でドラフト7位の糸川亮太投手(25)がプロ初登板。1死一、三塁のピンチから、2番小深田の左犠飛で三塁走者が生還。サヨナラ負けを喫した。プロ初黒星となった右腕は「結果的にチームが負けてしまったので、本当に申し訳ない気持ちと、僕の実力不足かなと思います」と唇をかんだ。

試合後、松井稼頭央監督(48)は「負けましたけど、本当に選手たちは最後の最後までよくやってくれたと思う。この開幕3つ、いい形でも入れた。また明後日からホーム開幕なので、初戦しっかりと入っていけるようにやっていきます」と4月2日からのオリックス3連戦(ベルーナドーム)へ向け、前を向いた。

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