阪神岡田彰布監督(66)が、虎の監督通算歴代勝利数2位に王手をかけた。今季の甲子園初戦を制し、これで自身の阪神監督通算勝利数を483勝に伸ばした。早ければ10日にも、恩師でもある吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)が挙げた歴代2位の484勝に並ぶことになった。

「岡田野球」を体現するような試合になった。初回先頭、広島野間の左中間への詰まった飛球に、中堅手の近本光司外野手(29)が全力チャージ。ダイビングキャッチして、転がりながらもボールを離さなかった。先発した昨季MVP男の村上頌樹投手(25)は粘りの投球で、7回2安打無失点で今季初勝利。5回に近本の適時打で先制した1点を守り抜いた。

この日は阪神の初代日本一監督でもある吉田氏が甲子園を訪れ、岡田監督を始めチームを激励。ベンチ内で話し込む姿もあった。

これで阪神は甲子園での広島戦で、CSの含めて昨年5月20日から11連勝。甲子園で3連勝すれば、単独2位に躍り出る。大勢のファンを沸かせ、聖地で節目を飾りたい。

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