阪神が投手戦をものにして勝率を5割に戻した。甲子園開場100周年イヤーの初戦をしっかりと勝ち切り、甲子園開幕を待ちわびたファンを喜ばせた。

先発した昨季MVP男の村上頌樹投手(25)は粘りの投球で、7回2安打無失点で今季初勝利。5回に近本光司外野手(29)の適時打で先制した1点を守り抜いた。

阪神岡田彰布監督(66)は、これで自身の阪神監督通算勝利数を483勝に伸ばし、早ければ10日にも、吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)が挙げた歴代2位の484勝に並ぶことになった。

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

-接戦を勝ちきった

ありがとうございます。

-近本のスーパープレーから始まった

おお、ね。2回までちょっとね、よくなかったですね。村上もね。2回のゲッツーも大きかったんで。そこからですね。

-村上はストライク先行だった。

3回くらいからですね。やっと思っているところに投げられるようになったというか。近本のプレーは本当に大きかったですよ。初回、塁に出ていたらね。前回も初回に点を取られていたのでね。あのプレーは本当に大きかったですね。

-(広島野間に)先頭にフルカウントまで粘られた後に生まれたプレーでしたね

ああ、そうですね。はい。

-回を追うごとにらしさが出た。昨季の姿を思い出したファンも多いのでは

いやいや、3回からは思い出しましたよ。打順の巡り合わせでね、シーズン中なら完封させていたかもわかりませんね。

-あの場面は追加点を狙いにいく

そうですね。まあね、前回の件があるし、まずやっぱりね、先発は1勝つけてやるというかね。

-火曜日に7回を投げ抜いてくれた

そうですね。だから6連戦の頭ということでね、当然相手もね、いいピッチャーあたると思うんですけど、そこでね、勝ちきるというのはすごい大きいですね。

-先制は5回。この場面、昨年を思い出したファンも

あーねえ、まあ8番からの打順で、村上も1球でバント決めて、やっぱり流れが良かったですよねえ、うん。(広島)床田もすごい良かったんでね、だからなかなかねえ、まあまあヒットはなんかちょっと出てたけど、なかなかつながりもなかったしね、ほんとワンチャンスですね、やっぱりね。

-8回から継投、ゲラは今日も安定

いやいや、ずーっとねえ、あの2人(ゲラと岩崎)がいいんで、まあ、ねえ、この点差だったし、あの2人に託さないとしょうがないですよね。

-8回いやな流れも

そう、あのー、もともと(村上は)続投するつもりやったんですけどね、普通に3者凡退とかならね、行くつもりでキャッチボールさせてたんですけど、先頭が出たんでねえ、その時点で代えたんですけどね。ああいうふうになるとは思ってなかったから。そこからまた代えるのもね、気持ちも変わると思うので、もうその点差のでもいきましたけどね。

-岩崎もしっかり仕事を

いやいや、もう普段通りですね、やっぱり。

-甲子園の初戦の雰囲気は

本当、久しぶりでね。やっぱり、やっと帰ってきたなあって感じですね。

-あすに向けて

ちょっとまだまだ先発に勝ってないピッチャーいてるんでね。どんどん勝てるように。まだ打つ方もなかなかタイムリーとかつながりもないんだけど、そんなよくないんだけど、なんとかみんなでしのいで。まあ初戦とったので、勝ち越せるようにやっていきたいですね。