日本ハムが、22年のデビューから無傷の8連勝中だったオリックス東晃平投手(24)の記録を止めた。

先発した伊藤大海投手(26)と救援陣の力投、6回に東から1点をもぎ取った五十幡亮汰外野手(25)らの奮闘で勝ちきった。

試合開始直後の思わぬアクシデントにもチームは動じなかった。2番中堅でスタメン出場した松本剛外野手(30)が1回の第1打席で見逃し三振後、守備に就かないまま途中交代。そんな不穏な雰囲気を振り払ったのが、先発伊藤の快投だった。4回1死まではパーフェクト投球を披露。ピンチは4回2死満塁と6回2死二塁の2度あったが、いずれも踏ん張って得点を与えなかった。

打線は東を完全攻略とまではいかなったが、両軍無得点の6回に五十幡亮汰外野手(25)が躍動。今季初安打となる中前打を放つと二盗を決め、相手失策も誘って三塁へ進み、郡司裕也捕手(26)の三ゴロの間に生還(記録は野選)して先制点を挙げた。

7回からは継投。河野竜生投手(25)、金村尚真投手(23)、田中正義投手(29)による盤石の無失点リレーで虎の子の1点を守り切った。6回3安打無失点の伊藤が2勝目、田中正は4セーブ目を挙げた。

22年のプロ初勝利から昨季までに計4勝を献上してきた東に今季初対戦で一矢を報いたチームは3カード連続で初戦白星となり、再び貯金1。昨季は苦手としていた1点差試合は今季3戦全勝となった。

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