中日の連勝は「6」で止まった。先発梅津晃大投手(27)が8回2失点と好投。打線では2試合連続スタメンの山本泰寛内野手(30=阪神)が、2回に古巣から2試合連続打点となる先制適時打を放つなど、好守で連勝ムードをもり立てた。打線は7、8回に得点圏に走者を進めたがあと1本が出ず。阪神の先発才木、岩崎、ゲラの継投を崩せなかった。

「向こうの投手(才木)も力のあるいい投手。先制はできたが、その後がなかなか。7回まで粘られてしまった。(阪神は)8、9回と安定した投手がいるので、そこまでで追い付いたり、勝ち越せなかったということ」。立浪監督はサバサバと振り返った。

先発梅津は2戦2敗になったが立浪監督は秘蔵っ子を称賛。「梅津は非常にいいピッチングをしてくれた。前回よりも球の質、威力は良かった。早く勝ちをつけてあげられるように頑張りたい」と、次戦以降への期待値の高さを言葉で示した。また、2試合連続の遊撃スタメンで結果を残した山本についても「守備も打撃も非常にしぶといものを持っている。これからもうまく使っていきたい」。センターラインを重視する立浪竜ではロドリゲス、村松に続くキーマンとして重用されそうだ。

連勝は止まり、巨人が6連勝。ゲーム差なしで単独首位をキープした。「ずっと勝てるわけではないが、いいプレーもたくさんあった。明日は試合がないが、切り替えて次に向かうしかない」と、16日からの今季未勝利のヤクルト3連戦(バンテリンドーム)へ、照準を合わせた。【伊東大介】

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