楽天小郷裕哉外野手(27)が、初球先頭打者本塁打をぶちかました。1番で今季11度目の先発。23日の日本ハム戦(24日は雨天中止)は3番で出場していたが、今江采配が的中した。日本ハム鈴木の真ん中高め128キロ直球を右中間席に運ぶ、今季1号で先制点をもたらした。先頭弾は自身初。楽天では21年8月25日オリックス戦での小深田以来、通算13度目の初球先頭打者弾となった。「打ったのは真っすぐ。勝てるように頑張ります。謙虚に」と笑顔で話した。

試合前時点でチームトップ24安打をマークする杜(もり)の都の安打製造機が、プロ入りから18年連続勝利を目指すベテラン岸を援護。3月9日のオープン戦で5回無失点と抑え込まれた、下手投げ右腕に強烈な先制パンチを浴びせた。

小郷が火を付けた打線が、再び鈴木に襲いかかった。続く村林が左前打で出塁。無死一塁から3番浅村が左翼線へ適時二塁打を放ってリードを広げた。小郷は5回にも左前打を放ち、浅村の3ランを呼び込んだ。

【動画】楽天小郷裕哉が先頭打者弾 1番に戻って最初の打席の1球目