◆メジャーの長身&小兵選手

 史上最長身は通算62セーブの現役の救援右腕ジョン・ラウチ(34=メッツFA)で211センチ。通算303勝で「ビッグユニット(巨大な物体)」と呼ばれた左腕ランディ・ジョンソン(元ジャイアンツ)は208センチだった。マイナーには216センチのロエク・ファンミル投手(28=インディアンス3A)がいる。

 最小兵は51年8月19日のタイガース戦で初出場したエディ・ガデル(ブラウンズ)の109センチ。本職は役者で当時のオーナーが客寄せで契約。代打でストレートの四球を選び、出場機会はこの打席のみ。当時のア・リーグ会長が激怒し、1度は公式記録を抹消したほどだった。背番号「1/8」のユニホームは殿堂に飾られている。

 ◆日本人選手の長身&小兵

 2メートル以上の長身は馬場正平(巨人)1人だけ。馬場はプロレス転向後に209センチだったが、巨人投手時代は200センチで登録されていた。57年に3試合投げた。次いで現役の南貴樹投手(ソフトバンク)が199センチ。阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手は197センチ。最低身長では04年ドラフトで中日に指名された鎌田圭司内野手(トヨタ自動車)が、ドラフトの身長が明確になって以降では最も低い162センチ。ドラフト制以前は浜崎真二投手(阪急)と浜崎忠治内野手(中日)の156センチが最小兵。

 ◆日本の主な長身遊撃手

 最近では94~06年に中日、ソフトバンクでプレーした鳥越裕介(現ソフトバンクコーチ)が189センチだった。日本ハムで目立つのは通算2012安打の田中幸雄が184センチ、現役の金子誠が185センチ。他には80年代のロッテで活躍した水上善雄(184センチ)ら。外国人では63年に優勝した西鉄で遊撃を138試合守ったロイが、193センチで守備範囲の広さを見せていた。