侍ジャパンの内野陣が、決戦の地ローンデポパークの印象について語った。

メキシコとのWBC準々決勝に備え、19日(日本時間19日深夜)に同球場で行われた前日練習。ノックを受けた村上宗隆内野手(23=ヤクルト)は「すごく守りやすい」と感想を話した。「日本の球場よりも守りやすいイメージがありました。バウンドがあまり跳ねない。多少はありますけど、日本の球場の方がちょっと跳ねるところがあるので」。

ローンデポパークは、限りなく天然芝に近いとされる人工芝が敷かれている。村上も「天然芝かなと思ったんですけど人工芝だった」と振り返るほどだ。「アンツーカーもそんなに広くなくて。(土は)ちょっと堅め。人工芝じゃないマツダスタジアムとかコボスタよりかはすごく守りやすい感じがしました」と力を込めた。

岡本和真内野手(26=巨人)は「球足はちょっと速いのかな」と印象を持ったが「その分、(バウンドは)きれい。人工芝でしたし、土の部分もきれいで守りやすい。日本の似たような球場」と話した。

侍ジャパンにとって、慣れない球場への適応は課題の1つ。前回17年の米国戦は、日本屈指の名手でもある二塁菊池涼介の失策が引き金となり、4回に先制点を献上。同点の8回1死二、三塁では前進守備を敷いた三塁松田宣浩が正面のゴロをファンブルし、三塁走者の本塁生還を許した(記録は三ゴロ)。

1つのミスが命とりになる一発勝負の準決勝。試合当日のノックも含め、限られた中での適応が求められる。