12年ぶり再戦の曙-ボブ・サップ戦は、曙の負傷で2回途中判定となり、サップが勝利した。

 試合を終えた曙(46)は、明るい口調の中に悔しさをにじませた。「KOされてないし、これで判定なのかなって思った。複雑だった」。サップが「あれはTKOだよ」と息巻いたのとは正反対だった。

 12年ぶりの再戦は、曙が左側頭部から大量出血し、不完全燃焼に終わった。2回途中で止められ、0-3の判定で敗戦。この試合内容に「大一番でこんな終わり方じゃ、お客さんも納得しない」と、最後まで戦いたかった胸の内を明かした。

 1回は積極的に前に出て、ネックロックで攻める場面も見せた。「作戦通り。前に出て、押しつぶして、相手がバテたら勝負に出ようと思っていた」。後頭部にパンチを食らう場面もあり、レフェリーを務めたシーザー武志会長(シュートボクシング)からサップにイエローカードが出たが、勝敗には影響しなかった。

 12年前は右ストレートに顔面から崩れ落ちた映像が何度も流れた。その雪辱は果たせなかった。「相変わらず強かった。できれば対戦したい」と、3度目の対戦に意欲を見せた。