東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)が、横綱豊昇龍(26=立浪)を破って初金星を挙げた。いつも通りの低い攻めから、格上の投げを我慢して左腕で右脚を取り「渡し込み」で、豪快に背中からたたきつけた。
中継局NHKの実況アナウンサーも「衝撃の渡し込み!」と絶叫する、ダイナミックな勝利となった。
安青錦は2023年秋場所初土俵で、この名古屋が12場所目。初土俵から12場所での初金星は、小錦と友風の14場所を抜いて史上最速となった(年6場所制となった1958年以降。付け出しデビューを除く)。
結びの一番で沸かせ、支度部屋で生中継インタビュー。「はぁ、はぁ」と大きく肩で息をしながら「まあ(体勢が)起きなかったので良かったです。(初日と同じコメントで)体が勝手に動きました」と振り返った。
2日連続の結びの一番、経験が生きたか問われると「ちょっと分かんないっす」と素直で、最後に史上最速の金星に関しても聞かれたが「あんまり意識してないす」と正直に答えた。
初日は大関琴桜を「内無双」で破り、この日も珍しい決まり手で初挑戦の横綱戦を制した。X(旧ツイッター)は「渡し込み」祭りに。「渡し込み?!?! 初めて聞く決まり手!」「ウクライナで相撲とレスリングの経験があり、くせ者安美錦が師匠の21歳新鋭の業師」「3日間で内無双と渡し込みは実際安青錦もすごいよな。大器の予感ありますわ」など、大盛り上がりとなっている。

