[ 2014年7月21日19時46分 ]

 W杯トロフィーが壊れていたことが、明らかになった。21日付の独ビルト紙が報じた。シュピーゲル誌の取材に対して、ドイツサッカー連盟のニールスバッハ会長が「ある場所の一部が取れてしまったんだ。でも心配しないでください。修繕できるスペシャリストに頼みましたから」と話したという。

 ブラジルからドイツへと持ち帰ったトロフィーはコピーで、現在はフランクフルトにあるドイツサッカー連盟の本部に置かれている。また本物のトロフィーは国際サッカー連盟(FIFA)の本部にある。

 いつトロフィーが壊れたのかは不明だ。「我々は厳密に調査したが、原因を特定することはできなかった」と明かした。

 過去にも、優勝トロフィーが壊れる事件はあった。02年、シャルケのルディ・アザウアチームマネジャー(当時)が、ドイツ杯優勝トロフィーをパレード用のバスから落とし、激しく壊れた。また11年、R・マドリードのDFセルヒオ・ラモスがスペイン国王杯の優勝トロフィーをパレード用のバスから落とした。3メートル下に落下し、さらにバスにひかれた。12年には、ブンデスリーガの優勝皿をファンが落とし、一部が損傷したこともあったという。