AKB48が26日、横浜スタジアムで「祝 高橋みなみ卒業“148・5cmの見た夢”in 横浜スタジアム」コンサートを開催した。初日は高橋の出演はなく、残りのAKB48メンバー124人が2万8000人を魅了。また、台湾、タイ、フィリピンに新たな姉妹グループが誕生することも発表された。

 高橋への思いを歌う「M.T.に捧ぐ」の直前だった。横山由依AKB48グループ総監督が、満員に埋まったスタジアムを見渡して感極まった。「たかみなさんがいないAKBは想像がつかなかったけれど、こんなにたくさんの人が来てくれて、本当に幸せです」。

 高橋不在のパワーダウンを感じさせなかった。高橋の同期生小嶋陽菜は「たかみな卒業の打ち上げ会費用を稼ぐため」と、コンサート1時間前まで千葉・中山競馬場で競馬に挑み、コンサートにはわざと20分遅刻。タクシーでスタジアムに登場し「ハズレて全額すっちゃった~」と、観客を笑わせた。ほかにも、冒頭から、お笑いコンビのオリエンタルラジオの話題曲「PERFECT HUMAN」をマネたり、渡辺麻友の22歳の誕生日も祝福。「マンモス」で原始時代、「ハートエレキ」でGSブームの60年代など、現在過去未来を行き来する演出も施した。ヒット曲を並べるだけのマンネリな内容にさせなかった。

 横山は「これからもっともっと大きくなって、ここ以上の人に応援してもらえるように、今までのAKBに負けないように頑張っていきます」と涙ながらに誓った。

 新生AKB48のプレ船出は、気温5度の寒さを吹き飛ばす熱気と斬新な企画力で成功させた。自信を深めたメンバーは今夜、AKB最大の功労者を送り出す。【瀬津真也】