映画「僕だけがいない街」(3月19日公開)の試写会が27日、大阪市内であり、主演の藤原竜也(33)と共演の有村架純(23)が舞台あいさつを行った。登場時には、MCの声が聞こえないほどの大歓声がわき起こった。

 売れない漫画家で、悪いことが起きそうになるとそれを解決するまで何度も時間が巻き戻る“リバイバル”という現象に見舞われる悟が、母親殺害のぬれぎぬを着せられたまま、18年前へ。当時、同級生が犠牲になった連続誘拐殺人が母の事件に関係していることを確信する-。同名の大ヒット漫画が原作のミステリーだ。

 2人は初共演。藤原は「架純ちゃんは本当にナチュラル。緊張しがちでスロースターターの僕のとなりに、すごく自然にいてくれて助かりました」という。有村も「竜也さんはもっと寡黙で近づきがたいと思っていたけど、スマートで紳士的で…。一緒にいて楽しかったです」。息のあったところを見せた。

 関西出身の有村はこの日は地元に凱旋(がいせん)とあってうれしそう。「こんばんは」と関西弁のイントネーションであいさつ。「今日は親友も来てくれています。やっぱり梅田とか(都会のど真ん中であることで知られる)HEP FIVEの観覧車とかを見ると“帰ってきたな”という感じがします。竜也さんには私の地元のたこ焼きを食べていただきたいです。たこが大きくてゴロゴロしてるんです」と話していた。