ベッキー(32)との不倫騒動渦中にある川谷絵音(27)がボーカルを務めるロックバンド「ゲスの極み乙女。」が13日、高松市内のライブハウスで全国ツアーをスタートさせた。

 川谷の会場入りを取材しようとする報道陣をかく乱するため、ダミーの車を使ったり、撮影されないようにスタッフが黒幕を使うなど厳戒態勢が敷かれた。

 開演前からピリピリムードが漂った。メンバーが会場入りしたのは午後2時過ぎ。取材陣約30人が待ち構える中、ワゴン車が正面入り口前に止まった。殺到する取材陣に向けてスタッフが、「メンバーが通りますので、道を空けてください」と呼び掛けた。報道陣の視線がワゴン車に注がれる中、隙を突くような形で、裏の通用口に1台の小型ワゴン車が横付けされた。さらに通用口の両脇に、黒幕を持ったスタッフ2人が張り付いた。黒幕にさえぎられる中、川谷らメンバーが会場に駆け込んだ。こうした動きに反応した取材陣から「ベッキーさんと連絡を取っていますか」「批判が集中していますが」と質問が飛んだが、川谷は反応しなかった。

 一連の騒動でベッキーが1月末に休業に追い込まれる一方、同バンドは先月26日に全国ツアーのチケット発売を告知し、翌27日には全15公演がほぼ完売するなど活動は順調だ。

 この日は予定通り、午後6時すぎに開演。川谷は白いスーツ姿で登場した。5曲を披露してひと息つくと「何かいろいろ、いろいろ、ありますけど…。本当に申し訳ないです」とファンに向かって謝罪した。