NHK総合東北地方の新番組「みちたん~ああ!すばらしきセカイ~」(初回特別版15日午後8時)の会見が7日、仙台市内で行われた。

 俳優の田中要次(52)らが収録に参加。初回ゲストにはサブカルチャーに詳しい編集者の都築響一(59)が訪れた。

 「みちたん」は東北のバカバカしくもディープな魅力を再発見することがテーマ。初回は怪しい人形があふれる青森市・八甲田丸などが取り上げられる。田中は「ライバルはタモリさん。いろんな東北の魅力を伝えたい。今回の見どころの八甲田丸は映画の舞台にしたい。アクション物で、人形と戦う悪役をしたいですね」とアピール。同局の街紹介の人気番組「ブラタモリ」を挙げ、打倒タモリを掲げた。

 都築は「メディアに出ている東北のイメージとは違う、観光のステレオタイプなものを外れるだけで身の回りにはディープなものがある。その魅力を感じられないのはもったいない。珍スポットというのは、それを支えている人がいる。金銭も名誉も目的じゃない」とB級スポットの魅力を語った。

 NHK仙台放送局の相沢孝義チーフ・プロデューサー(43)は「目と鼻の先に目からウロコのところがあるというのが醍醐味(だいごみ)。それを1回目から味わってもらいたい」と話した。