「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」が21日に開幕した。ピース又吉直樹(35)の250万部売れた芥川賞受賞作「火花」の初映像化となるNETFIXオリジナルドラマ「火花」が初上映された。この日は、全10話のうち3話までを上映。6月3日から、世界190の国と地域で全10話が同時配信される。

 上映後の舞台あいさつには主演の林遣都(25)や、浪岡一喜(37)門脇麦(23)らが登場。林は「このドラマは1人の芸人の10年を、1話から10話までで描いている。今日、見た人は気持ちを切らさないために、6月3日まで他のドラマや映画を一切見ないでください(笑い)。それじゃなかったら、6月3日に、また1話から見てください」と話した。

 昨年7月、芥川賞を受賞した又吉の会見は、自宅で1人でテレビで見ていたという林。「映像化されるんだろうなと思いながら、ボーッと見ていた。話が来てからは『関西弁しゃべれます』とアピールをして、役をつかみました」と振り返った。「映像化される前から、こんなにたくさんの人が知っていている作品の主演は、2度と出来ない経験だと思う。漫才は難しかったけど、撮影の4カ月間は濃密な時間を過ごせました」と笑顔を見せた。