佐々木蔵之介(48)主演映画「超高速!参勤交代リターンズ」(9月10日公開、本木克英監督)の公開前イベントが18日、大阪市内で行われた。

 映画のタイトルにちなみ「ローカル女子アナ参勤交代」と題されたイベントには、北陸、中国、四国の西日本各地の女子アナウンサー10人が参加し、湯長谷藩(現福島県いわき市)の藩主を演じる佐々木の正室候補になれる「姫メダル」を懸けて地元愛をアピール。福山雅治の結婚を受け、世の女性から独身タレントの「最後のとりで」と称される佐々木は、女子アナたちのコスプレ、“愛のささやき戦法”にノックアウト寸前だった。

 “正室バトル”を制したのは手ぬぐいをかぶり、鼻に一文銭、ザルを手に「ドジョウすくい踊り」を披露した山陰中央テレビ(島根県)の坂西美香アナウンサー(29)。約1分間のPRタイムを民謡「安来節」に合わせてコミカルに踊った。佐々木から姫メダルをかけられると「うれしい。地味な県ですが、テニスの錦織選手の銅メダルで再びわいています」。地元出身選手の快挙とともに自らの“金メダル”に笑顔を見せた。表彰後、独身の坂西アナは「(佐々木の)隠れファンなので心臓がバクバクでした」と打ち明けた。

 他の女子アナもコスプレ、地元の温泉を紹介しながら「今度、温泉でお背中をお流しましょうか」とささやくなど必死にアピール。佐々木は「みなさんが湯長谷藩士たちのように、地元を愛している気持ちが伝わってきてすてきなイベントでした」とコメント。

 前作は興行収入16億円のヒット。今作は幕府から4日間での参勤交代を命じられ、家老と知略をめぐらせ、佐々木演じる藩主ら6人でこれを達成し、取りつぶしを免れるストーリー。最後に佐々木は「本当に僅差でした。みなさんにメダルを用意しました」と女子アナ9人に「側室メダル」をプレゼントした。