ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長は昨年5月、初めて解散騒動を語った。「僕は、命にかけても…。SMAPは、わが子と同じですから。彼らは僕に相談なしで、(解散など)とかくする話、絶対ないです。心配は、全然ないです」と言い切った。9月にデビュー25周年を迎えることを受け、「(コンサートなどを)盛大にやるべきだと思う。萎縮したり、周りに遠慮したりする必要はない」とも言った。

 その後、メンバーの説得に奔走。5人それぞれ1人ずつの面談を2巡、さらに5人全員との同時面談を2回行った。関係者は「ジャニーさんは『自分にエネルギーがあるうちに、それをSMAPに注ぎたい』と言っていた。あそこまで積極的に面談するのは見たことがない」と明かした。

 だが、メンバーからは前向きな意見は出ず、8月にメンバーからの申し出を受け、解散が決まった。関係者によると当時ジャニー氏はがっかりしていたというが、「5人は僕が生んで育てた、生涯の子供。グループで活動してようが、ソロだろうが、同じ愛情を注ぐ」と話していたという。